全ての問題は、小さい問題の集まりです。問題は小さいうちに解決してしまいましょう。ささいな不安や心配が、のちに大きな問題へと発展する可能性があります。取り返しのつかない状況にならないように、問題は芽のうちに摘んでしまいましょう。
問題をよく起こす人は、小さな問題を甘く見てしまっているかもしれません。これくらい大丈夫だろう、問題ないだろうと、対応を先送りにしてしまっては、後でどうしようもなくなってしまう可能性があります。小さな不安、心配、疑問、問題が発生したら、小さなうちに相談、連絡、共有等を行い、情報は全てオープンにして、解決してしまいましょう。
「ハインリッヒの法則」というものがあって、「1:29:300の法則」とも呼ばれているらしいですが、仕事やビジネスでも同じことが言えると思います。1件の重大事故の背後に、29件の軽微な事故があり、さらに事故につながりかねない300件のヒヤリ・ハットがあるそうです。
小さい問題、ミス等は自分でなんとかできるだろうと対応してしまいがちですが、そういうことも全部オープンにしてしまいましょう。トヨタでは、「バッド・ニュース・ファースト」ということで、どんな小さなミスや異常も、隠さず共有しているそうです。
仕事のできる人は、小さい問題こそ大事な問題だと考えて動いています。